通信機能を搭載し、ネットワークと連動して活躍する機器の数は増え続けており、同時にIoTのセキュリティはよりいっそう重要なものになっています。通信機能を搭載している、ネットワークに接続して他のシステムと連動できるといえば、従来であればパソコンが中心でした。しかしカメラや車、冷蔵庫、エアコンなどさまざまな機器がネットワークへの対応ができるようになり、暮らしの利便性は向上し続けています。ネットワークに接続した場合のIoTセキュリティには、慎重な対応が必要です。

IoTセキュリティの重要性は、対応機器がパソコンだけではないという点にもあるでしょう。河川を監視するカメラ、向上に設置された電子掲示板、カーシェアリングに使用されている車などさまざまな電子機器が対応しているからこそ、各自の機能に合わせたIoTセキュリティが求められます。これまで通り室内に設置されるものばかりではなく、野外や屋外にも設置されるからこそ、第三者の介入を考慮した上での対策が必須です。IoTセキュリティの基本的なチェックポイントには、接続先の確認、通信中の情報漏えい、データ加工などが挙げられます。

設置時はもちろんのこと、定期的なチェックも重要でしょう。これらの基本的なチェックポイントについては、TLSなどで守ることが可能です。TLSはネットワークの情報を暗号化して送信するプロトコルで、データ改ざんの防止など各所で活用されています。